MuseScore 0.9.6の新機能
重要な新機能
- 基本的なアンサンブル・スコア作成のための準備。複小節にわたる全休符は自動的に正しい位置(調号や拍子の変更、二重小節線など)で分割され、 移調楽器での音程のつづり方は保持され(例えば、実音に変更した後もどっても、EシャープはFに変わらない)、強弱記号は全譜表または単一楽器・譜表に影響を及ぼし、リピートテキストと譜表テキストはすべてのパートに展開され、オーケストラ・コンサートバンドのためにテンプレートの準備されています。
- 128楽器音声+8ドラム・パーカッションセットからの選択がビルトインのサウンドフォント(TimGM6mb.sf2)からできます。Windows・Mac OS用の以前のバージョンではピアノ音声をすべての楽器のために使用し、ピアノ以外の楽器音声を聴きたい場合には独自のサウンドフォントをセットアップする必要がありました。
- 入れ子になった連符のサポート、一般的な連符のサポート改善

- カスタム調号の初期サポート

- MusicXMLの著しい改良。これにより他のスコア作成ソフトウェアとのファイル共有がより正確になります。
- Overture、ABCインポートの新規サポートとLilyPondエクスポートの著しい改良
- 自動保存による、クラッシュ後のスコアの復元
- 100以上の改良が加わっている・・・(以下を参照)
旧バージョンからアップグレードする人のための重要な情報
- バージョン0.9.6で保存されたファイルは、バージョン0.9.5以前では正しく開くことができません。これは、ファイル構造の必要な変更のためです。もちろん、バージョン0.9.6はすべての旧MuseScoreファイルを読み込むことができます。
- 小節を削除・消去するために、その小節をふつうに選択し、 → を選ぶか、ショートカットCtrl+Del(Mac: ⌘+Delまたは⌘+Fn+Backspace)を使用してください。以前のバージョンでは、特殊な破線選択を使わなければなりませんでした。より詳しい内容については、 小節の操作の"削除"を参照してください。
- サウンドフォントを変更したい人のために、その設定は → に置かれ、もう再起動の必要がなくなった。以前のバージョンでは、サウンドフォント設定は → → I/Oタブにありました。より詳しい内容はサウンドフォントを参照してください。
プレイバック
- 反復記号、繰り返しセクション内でのD.S.、D.C. al Fineでのリピートはより正確にプレイバックされます。
- Master pitch tuning設定。プレイバック時の基準ピッチを、標準のA-440より高くまたは低く設定できます。
- pauseボタンの削除(playボタンとすでに機能的に同じ=再生/停止ボタン)。
- すべての楽器の音声が含まれました。Tim Brechbillによるコンパクトでオープンソースのサウンドフォント"TimGM6mb.sf2"に感謝します。
- 新しいプレイバック設定パネル via → featuring reverb、コーラス、マスターボリューム、サウンドフォントが再起動なしに変更される(以前のバージョンでは、サウンドフォントを変更するためにMuseScoreの再起動が必要でした。))

- スウィングとシャッフル、通常の8ビートは → から変更できます。
- MIDIキーボードを使ったプレイバックを可能にするJack MIDIのプレイバック(実験的な機能。MIDI out via JACKを参照してください。)、または、 via VSTiプレイバック。
- 複数のMIDIデバイスを接続していても、キーボードによる音符入力が動作する。 → → I/Oタブの中のドロップダウンメニューからMIDI入力を選択できます。
- Hear MIDI keyboard sounds in MuseScore even if you are not in note entry mode (useful if your MIDI keyboard does not have speakers and you want to play a passage before writing out the notes)
- プレイバック時のピアノロールビュー。譜表を右クリックで"ピアノロールエディター...(Pianoroll Editor...)を選んでください。"
- 右クリックから1つ1つの音符のベロシティ(音量)を変えることができます。
- デフォルトによる全時間の再生
- 強弱記号は特定の譜表、パート、全体に影響を与えます。強弱記号の上で右クリックして、"MIDIプロパティ...(MIDI Properties...)"を選んでください。

- サステインペダル記号はプレイバックに影響を及ぼす。
- 上向きのアルペッジョはプレイバックに影響を及ぼす。
ユーザーインターフェイス
時間の節約
- 新規スコアウィザードの改善: find instruments quickly (shows only the most common instruments initially), less steps (you can click Finish early instead of wading through the whole new score wizard).
- 複数の音符に対する一括変更:
- via →
- Small notes for cues or cadenzas
- Any Note Properties
- New ways to select similar items via right-click and choose

- スラーを含む音符のコピー・ペースト。
- Copy and paste between transposing instruments preserves the sounding pitch rather than the displayed pitch
- Change an instruments for an existing staff in half the number of clicks of previous versions. Right-click on an empty part of the staff, choose Staff Properties..., click "Change Instrument" (currently has some bugs: missing flats, font style, clef)
- Duplicate a selection of notes using the handy R shortcut
- 新しいキーボードショートカット
- Switch between handles on slurs, lines, and brackets in edit mode Tab and Shift+Tab
- Add staff text Ctrl+T (Mac: ⌘+T)
- Add system text Ctrl+Shift+T (Mac: ⌘+Shift+T)
- Previous lyric syllable: Ctrl+Left (Mac: ⌘+Left)
- Next lyric syllable: Ctrl+Right (Mac: ⌘+Right)
- Up to previous stanza: Up
- Down to next stanza: Down
- Change double or repeat barline back to normal bar line: Click to select it then press Del
使用方法の簡素化
- 普通の選択で小節を消去できます。 → を選ぶ、または、ショートカットCtrl+Del(Mac: ⌘+Del)を使用します。No need to deal with Ctrl+クリックを使った破線選択はもう必要ありません。
- 編集モードで、マウスを使ったテキスト選択ができます。テキスト編集モードで、Ctrl+A(Mac: ⌘+A)も動作します。
- 拍子記号と調号での、より広いドラッグ・アンド・ドロップ領域。以前のバージョンでは、左の小節線とはじめの音符の間の狭いスペースにドラッグ・アンド・ドロップする必要がありました。
- 音域外の音符に赤色と黄色の暗いシェード色を使用し、さらに読みやすくしました。声部2~4の音符も暗い色になります。
- 音価を半分または2倍にするのに、音符入力中にq or wを押すだけになりました。
- 音符入力ツールバーの臨時記号ボタンが正しく動作します。(以前のバージョンでは、次の音符に進んだときにボタンが押されたままになっていました。)
- 複数音符にまたがるスラーまたはヘアピンを簡単に追加できます。音符を選択し、ショートカットを押してください(スラーにはS 、クレッシェンドにはH、デクレッシェンドにはShift+H)。アンカーポジション同士を結ぶ必要はありません。
- 前打音符パレットが正しく装飾音パレットにラベルされました。
- 音符入力ツールバーの二重付点とタイアイコンが、よりクリアで認識しやすくなりました。
- ロードされなかったサウンドフォントについてのより適切なエラーメッセージ
- → → ページ(Page)でのより適切な表現。
- アップデートの自動チェック。 → → アップデートタブから設定をカスタマイズできます。
コントロールの追加
- 音域外の音符の色は → → 音符入力(Note Entry)タブから無効にできます。
- 楽器の使用可能音域を編集できる:譜表の空白部分を右クリックし、を選んでください。
- メインウィンドウを最大化したかどうかを記憶して、以前の設定へ復元する。
- ピッチの調節には、Up矢印をシャープに、Down矢印をフラットに使える。
- 画面分割のオプション。 → 、または、 →
- ナビゲーターパネルは、さらにページを表示させる。(特に長いスコアで便利)
記譜
- 入れ子になった連符
- 連符の括弧は、クリックしてXを押すことで反対方向に反転できます。
- 連符はTuplets calculate the correct note durations based on standard engraving rules
- 連桁は連符・非連符音符間に作成できます。
- 連桁は小節線をまたいで作成できます。(注意:譜表をまたぐ連桁はまだ動作しません。)
- 装飾音に合わせた小さな連桁(そのサイズに合わせて)
- 全休符の完全なサポート。リハーサル記号、テンポ変化、拍子記号、調号、二重小節線、繰り返しの小節線で自動的に分割されます。
- 小節番号: 新しいスコアの上拍は小節番号のカウントに含まれません。小節番号のオフセットの修正、複全休止の後の番号の修正。
- カエスーラ、付点つきスラー、矢印つき臨時記号、オルタネイト・フェルマータを含む新しい記号
- すべての臨時記号は括弧付きにできる:臨時記号パレットから、括弧をスコア上の臨時記号にドラッグする。
- アルペッジョパレットでの新しい垂直括弧。同時に再生されると思われる音符、多くの符頭のオプションのため。
- "翼のある"繰り返し記号

- 繰り返しの小節線は、複数の楽器譜表の小節線に正しくまたぐことができます。以前のバージョンでは:(ドット)が最初の譜表にしか表示されませんでした。
- 小節線の分割は、水平フレームに追加できます。
- 音部記号は水平方向に再配置できます。ダブルクリックとLeft、Right矢印を使用します。
- 次の音符・休符との衝突を避けるための、より適切な付点音符のスペーシング
- 正しいピッチのスペルを持った移調。以前のバージョンでは、移調後にピッチが正しく綴られないことがありました。これは、コンサート・ピッチと移調するスコアの間でスイッチすると明らかになりました。例えば、Bbトランペット譜でのEシャープは、古いバージョンのMuseScoreでコンサートピッチボタンを2回押すとFナチュラルに変わります。
- 名目上の調号

- スコアの途中で拍子記号を追加しても、そのあとの拍子記号はもう上書きされない(#2927)。
- 最初の小節を削除しても、拍子記号はスコアの先頭に留まる。
- 同じ符頭を共有する2音のための臨時記号を1つだけ表示できる。
- 符頭は右クリックから変更できる。
- 装飾音が普通の音符に沿って移調される。
テキスト
- すべての歌詞のスタイルの変更、または、テキストプロパティダイアログで"同様の要素すべてに適用する(change all elements of the same type)"チェックボックスを使用した他のテキストスタイルへの変更
- コードネームの右クリックで、テキスト属性が利用可能です。
- F2パレットに、ナチュラル記号が表示されました。(以前のバージョンではシャープとフラットしかありませんでした。)
- mf、ffなどの"f"を含む強弱記号のための狭いスペーシングとより適切なカーニング。
- MuseJazzにさらに数字を追加。
- 編集モードのオン・オフ時に、もうスコアは上下にジャンプしません。テキストツールバーは、メインウィンドウの最上部から最下部に移動しました。
- テンポのテキストは、それぞれのテンポでより適切なメトロノーム設定になりました。
プラグイン
- かなり改善されたプラグインのフレームワーク
- プラグインはmusescore.orgで配布され、plugin pageで紹介されます。
- ABC音楽ファイルは、メニューの → からインポートできます。
- 一定の間隔で小節を休止。 →
- → での変更。
ファイル
- 自動保存により、ソフトウェアのクラッシュや電源が切れた場合にスコアを復元します。
- Audioエクスポート: ミキサーから楽器設定を反映
- MusicXMLの改良: 譜表線カウントのサポートの追加、非表示の音符・休符、音程の無いパーカッション、拍子・メトロノーム記号、アルペッジョとグリッサンド、ブレス記号、装飾音、2音のトレモロ、四分音の臨時記号、beams over rests and other beam customizations, 弦の運指and pluck markings。楽器音声のインポート。強弱記号の垂直位置、ペダル記号とヘアピン(クレッシェンド/デクレッシェンド)、ottavaとvoltaのインポート、フォントとその垂直位置のインポート。複譜表での譜表テキストの正しい位置のエクスポート、octava記号と休符、楽器の移調情報、ペダル記号の問題の修正。
- LilyPondエクスポート: Octava記号、特殊文字を持つ譜表テキスト、トレモロ、セーニョとコーダ、装飾音、複数の小節にわたる全休符、繰り返し、メトロノーム記号、運指と弦番号、アルペッジョとグリッサンド、ピックアップ・バー、休符上のフェルマータ、譜表テキストと同じ音符上の強弱記号、 楽器名中のフラット記号、コード上の三連符、リハーサル記号の動作、segno/coda記号、歌詞の実験的サポート
- Capellaインポート: クラッシュの修正、全休符の認識。
- Overtureファイルのインポート (バージョン3および4)を新しくサポート。
国際化
- プラグインを除く全項目が翻訳可能です。(以前は、いくつかのパレットは英語のみでした。)
- 新しい言語: ポーランド語、ルーマニア語、カタロニア語、ギリシャ語、日本語、タイ語
- 新しく追加されたハンドブック: ロシア語、ブラジルポルトガル語、ポーランド語、ルーマニア語、ハンガリー語、ノルウェー語、ギリシャ語、中国語簡体字
Mac固有のバグの修正
- Ctrl+クリックは、Macの右クリックの代わりに動作します。
- 強弱記号の正しい表示。
- コードネームのフラットとシャープの正しい表示。
- パレット、ナビゲーター、プレイパネル、ミキサーのためのショートカットの改善。以前のバージョンではMac OSですでに使われているファンクションキー(F9 - F12)を使用していました。
Windows固有のバグの修正
- プリンタがインストールされていない場合、テキストが小さく表示されます。
クレジット
プログラミング
- Werner Schweer: プロジェクトの指揮、メイン・ディベロッパー
- Nicolas Froment (lasconic): Windows、Mac OSビルド、バグ修正
- Toby Smithe: Debian、Ubuntuビルド
- Olav Gundersen: LilyPondエクスポート開発
- Leon Vinken: MusicXMLインポート-エクスポート開発
- Van Ferry: Oveインポート
- Jason Essington: MIDIの改良
- Aaron Epstein: プレイバックの改良
-
ローカライゼーション
- アラビア語
- 中国語繁体字
- 中国語繁体字(台湾)
- 中国語簡体字
- デンマーク語
- Morten Poulsen
- Stig Wolff
- オランダ語
- Jaap Plaisier
- Thomas Bonte
- 英語(US)
- フィンランド語
- フランス語
- Jean-Louis Waltener
- Nicolas Froment (lasconic)
- ガリシア語
- ギリシャ語
- Ionian University, Department of Music (As. Prof. Pan. Vlangopoulos, As. Prof. Ioannis Toulis, Niki Stavrati, Petros Andriotis)
- ドイツ語
- ヒンディー語
- ハンガリー語
- イタリア語
- Angelo Contardi
- Antonio Marchionne
- Daniele Bravi
- 日本語
- ノルウェー語
- Dag Henning Sørbø
- Per Holje
- ポーランド語
- ポルトガル語
- José Luciano Batista Gomes
- ブラジルポルトガル語
- ルーマニア語
- ロシア語
- スペイン語
- Carlos Sanchiavedraz
- Juan Díaz Porras (alkayata)
- Pascual Marchante Lande (Mitocondria)
- マケドニア語
- スウェーデン語
- タイ語
- トルコ語
- ウクライナ語
その他
- David Bolton: ハンドブック
- Thomas Bonte: ウェブサイト
- Maurizio M. Gavioli (Miwarre): プラグイン・ドキュメンテーション
- Katie Wardrobe: ビデオ・チュートリアル
- Tim Brechbill: サウンドフォント
- Raùl Posac: MuseScoreロゴ
- Zachary Chione: スプラッシュスクリーン・デザイン