V.4で、スラーは音の再生に反映されるか？

• 2025/05/07 10:01

V.3.6.2を敢えて使っていますので、V.4をお使いの方に質問します。

スラーは再生音に反映されるようになったのでしょうか。V.3では記譜をするだけで実際には再生の実装はされていませんが、ひょっとしてV.4では改良されているのか確認するためにお伺いします。
V.4を自分でインストールして確認すればいいだけの話ですが、何度もインストールしては削除した経験から、そのためにまたインストールする気になれないため、図々しいですが端的に知りたいと思い質問する次第です。
同様の、記譜はできるが音の再生には反映されないものは他にも色々あり、残念な思いになることがよくあります。そもそもV.4は譜面の美観ばかりに重点を置くだけのように思え、実際のサウンドの再生がどの程度なのか疑問に思っています。簡略でも結構ですからご教示いただければ幸いです。

コメント

• 2025/05/08 03:47

私は基本的にクラシックギター用の楽譜しか書いていませんのでその限りでの話です。
ギターのスラーは右手は使わずに左指で弾いたり叩いたりしますが、4.5.2 でもそのようには表現されていません。
右手で弾き直したようになってしまいます。
私は気になるときに（MuseScore 3 でですが）後の音のベロシティを下げたこともあります。
それとて小さい音で弾き直しているのであって、期待するところとは違いますけどね。

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• 2025/05/08 04:11

yamada_y様
やはりそうですか。そういう微妙なことは外部機器を使ってしなさいということなんでしょう。
スラーと言いましたが、結局スラーの役割は滑らかなレガートですから、このレガートを再現する手段が無ければできないということになりますね。隣の１音との関係だけではなく８部音符などの複数の連続音をレガートで表現できる手段があれば嬉しいのですが、ないものねだりのようです。
次善の策で、アーティキュレーションにある上側テヌート記号「ー」を付けると、音が軽く伸びるような印象は受け、ピアノなどの楽器には有効な印象を受けますが、擦弦楽器などでは却ってアクセントが付いてしまうこともあり、なかなか難しく、やはり与えられた条件で我慢するしかないようです。
類似のことですが、ヴァイオリンやチェロなどの擦弦楽器は、スラーも大事ですが、上向／下向のポルタメントもとても重要です。しかしこれもあるにはあるのですが、精密さに欠け、満足のいく実装はなされていませんね。
いやどうも、いつものように、相談に乗ってくださってありがとうございました。

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• 2025/05/08 14:14

まあ少なくとも私の認識するところでは、MuseScore Studioは一義的には「ノーテーションソフト（楽譜作成ツール）」であって、「DTMソフト（DAW）」ではないですからね。

とはいえ、「目視確認頼みではなく自動演奏で入力ミスの有無を確認できる」ということはノーテーションソフトの重要な機能ですね。生楽器での演奏を目的として紙の楽譜作成をする私としても「美しい演奏でなくとも、記譜が異なるものは異なった音が出て欲しい」とは思います。

例えば、スタカートについては現行のMuseScoreで明確に演奏に反映されます（音楽的には拙いですが）ので、演奏させてみると「あ、ここの音符のスタカート書き忘れてた」などと気が付いて助かります。
スラーの有無で各音のアタックが変わるように演奏してくれるとありがたいのですけどね。

スラーの演奏反映については、長年機能リクエストされていながらほとんど実現されていないようです。楽器指定によっては若干反映されているというコメントも見られます。「musescore feature request slur playback」でググってみてください。色々と英語の「Feature request」あるいはその他のページが出てきます。私はChromeブラウザの翻訳機能を使って読んでいますが、ほとんど問題なく日本語で理解できます。

例えば

　https://musescore.org/en/node/333385
　　Will slur playback be supported in Musescore 4?

　https://musescore.org/en/node/349938
　　ADD SLURS PLAYBACK!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

かなり古いバージョン時点でのもので

　https://musescore.org/en/node/4193
　　Possible to have Slur Playback?

　https://musescore.org/en/node/289396
　　Implement Slur Playback

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• 2025/05/08 15:13

質問の直接の答えにはならないのですが，Ver. 4 系の出音（再生音）についての情報を書いておきます．

Ver. 4 系の場合は「音源として何を使うか」にかなり依存して変わると思います．
スラーがどうだったかは忘れてしまいましたが，現時点では Muse Sound の音源（楽器）を使ったときにだけ再生音に反映される楽譜上の記号や文字列があったと思います．

Ver. 4 系では，SoundFont，VST(VSTi)，Muse Sound，外部 MIDI音源の 4系統の音源が使えます．
現在の開発コアメンバーは Muse Sound で鳴らすことを前提に開発をしており，他の系統の音源への対応はおざなりになっています．

Ver. 4 インストール時に添付されている「MS Basic」は SoundFont 系の音源です．
「MS Basic」は，Ver. 3 系で拡張機能として手軽に使えた「MuseScore General HQ」よりも機能的にも音質的にもいくらか劣ると思ってよいです．
そもそも，SoundFont を使って音を出す再生エンジンが Ver. 3 と 4 とで別物になってしまい，同じ SoundFont を使った場合は Ver. 3 よりも Ver. 4 のほうがいくらか劣ると思ってよいです．

そういったこともあって，Ver. 4 系の再生音を評価するときは「Muse Sound を使ったときに音がどうなるか」ということを評価してあげないといけないのだろうなぁと思っています．

私自身は MuseHub を嫌っていることもあり，そのせいでいまだに Muse Sound を試せていないのですが，
「MuseHub は初期の頃と違って V2 になってからは危なくないよ」
と言われているので，そろそろ試さないといけないのかなぁと思いつつも悩み中です．
Audacity も MuseHub 経由でプラグインを導入するようになっているそうですね．

To_chanさんのいうとおりで，MuseScore Studio は楽譜を書くためのアプリなので，現時点では再生音の最終調整は別のアプリで行ったほうがよいのだろうなぁと思っています．
現在の開発コアメンバーは MuseScore Studio を DAW化することを目指しているようですが，そうなるのはまだまだ先のことでしょうね．

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