集約
集約 コマンドを使用すると、次のいずれかを実行できます。
- 同じ譜表内の複数の声部の表記を 1 つの声部に集約する。
- 複数の譜表の記譜を1 つの譜表に別々の声部として集約する。
同じ譜表内の複数の声部の音符を 1 つの声部に集約する
- 1 つの譜表で小節の範囲を選択します。
- メニュー バーから、ツール→和音を集約を選択します。
譜表で選択されているすべての音符が声部 1 に表示されます。
複数の譜表の記譜を1 つの譜表に別々の声部として集約する
- 集約する各譜表の声部が 1 つだけであることを確かめます。
- 一番上の譜表で小節の範囲を選択し、この選択範囲を下方に拡張して最大 4 つの譜表を含めます。
- メニュー バーから、ツール→和音を集約を選択します。
最初に一番上の譜表にあった記譜は声部 1 になり、下の譜表から声部 2 に、というように続きます。
分散
分散 を使うと、次のどちらかを実行できます。
- 1 つの譜表の 単音 のパッセージを、下の 1 つまたは複数の譜表にコピーします。
- 1 つの譜表で選択した音楽パッセージのコードの構成音を、その下の 1 つまたは複数の譜表に分散します。
1つの譜表の単音のパッセージを複数の譜表にコピーする
- パッセージが声部 1 にあることを確かめます (他の声部に音符や休符があってはなりません)。
- 対象の小節を範囲選択します。
- 選択範囲を下方向にコピー先の譜表へ拡張します。
- メニュー バーから、ツール→和音を分散を選択します。
一番上の譜表のパッセージが、選択された下の各譜表にコピーされます。
和音のパッセージをその構成音に分割します
この場合、選択された音楽パッセージのコードの構成音は、次のように分けられます。
- パッセージがすべて第 1 声部にある場合、コードの一番上の音符は一番上の譜表に保持され、下の音符は後続の譜表に移動します。
- パッセージに複数の声部が含まれている場合、声部 1 の音符は一番上の譜表に保持され、他の声部は後続の譜表に移動されます。
- 展開された結果、すべてが声部 1 になります。
- 元の譜表の下に、展開された音符を受け取るのに十分な譜表があることを確かめます。 必要に応じて楽器 パネルを使って譜表を追加作成します。
- 次の 2 つのオプションのいずれかを選択します。
- 元の譜表で小節の範囲を選択します。これにより、使用可能な譜表が十分にある場合、すべての音符を展開できます。
- 元の譜表と 1 つまたは複数の目的の譜表を含む小節の範囲を選択します。これにより、展開された音符/声部の数が選択した譜表の数に制限されます。
- メニュー バーから、ツール→和音を分散を選択します。
注: (1) 選択範囲が声部 1 全体の場合、MuseScore は、選択範囲の譜表の数よりも多くの音符を含むコードの最も低い音符を破棄します。(2) 選択範囲がすべて声部 1 であって指定されたコードの音符が目的の譜表の数よりも少ない場合、すべての譜表が音符を受け取るよう、必要に応じて音符が複製されます。(3) コピー先の譜表にある既存の内容はすべて上書きされます。(4) 小節の部分を選択しても、分解コマンドは自動的にそれを完全な1つの小節として扱います。