連符 は、拍子記号によって通常用いられる拍を超えたリズムを記譜するのに使われます。例えば、3連符は、2つの音符の長さの中に3つの音符で構成されます。
そして、2連符は、3つの音符の長さの中に2つの音符で構成されます。
音符入力 モード にあるか、通常モード にあるかによって、連符を作成する手順は異なります。簡単な例として、8分音符の3連符を作ってみましょう。
作りたい3連符全体の長さとなる音符・休符を選択します。8分音符の3連符は、4分音符か4分休符を選ぶ必要があります。次の例をご参照ください。
メインメニューから [音符] → [連符] → [3連符] を選ぶか、Ctrl+3 (Mac: Cmd+3) を押します。そうすると、次のようになります。
3連符のキーボードショートカット (Ctrl+3 (Mac: ?+3) を押すか、メニューから 追加→連符→3連符 を選べば、次の結果となります。
MuseScore は自動的に音符入力モードに変わり、もっとも適切な音価 -この例では8分音符- を選択しています。続く音符・休符を入力しましょう。次の例をご参照ください。
Alternatively, use the Duration Editor to switch between tuplet and non-tuplet.
他の連符を作成するには、上記の手順の一部を次のコマンドに替えます。
より複雑なものについては、下記 ご参照ください。
例えば、4分音符1つの長さを16分音符の13連符にする、といった通常範囲ではない連符を作成するには:
求める数字比 (この例では 13/4 :4分音符の全体長さに13の音符)を "種類" セクションの "レシオ" に入力します。"表示形式" セクションのボタンを使って、"数字" と "括弧" を指定します。
OK を押し、ダイアログを閉じます。
音符・休符を入力します。
連符を削除するには、次のいずれかの方法を使います。
スコアの連符の表示プロパティを変えるには、連符の数字・括弧を選択して、インスペクター の "連符" セクションで求めるプロパティを調整します。
全ての連符のスコア内での表示を細かく調整を行うには、メニューから フォーマット → スタイル...→連符 を選びます。
下の図例は、スタイルの連符ダイアログで調整できるプロパティの一部を表しています。
(2) 符幹からの垂直距離
(3) 符頭からの垂直距離
(5) 先頭の音符の符幹の前との間隔
(6) 最後の音符の符幹の後ろとの間隔