MusicXML ファイルでの作業
概要
MusicXML は、異なる楽譜プログラム間で楽譜を共有できるようにする普遍的なファイル形式です。 たとえば、MuseScoreの .mscz ファイルを MusicXML ファイルに変換すると、Sibelius、Finale やその他の互換性のあるスコアライターで開くことができ、またその逆も可能です。
MusicXML は音符と楽器編成を忠実に再現しますが、それでも、転送されたスコアをオリジナルとまったく同じようにするには、通常、いくつかのクリーンアップ作業を行う必要があります。
MusicXML ファイルを開く
MusicXML ファイルを初めて MuseScore で開くと、テキスト オブジェクトの位置とカスタム プロパティが可能な限り保持されます。 スコアにはその他のカスタマイズされたものも表示される場合がありますが、それらは保持したい場合とそうでない場合があります。
インポートしたスコアをクリーンアップする
符幹を復元
すべての音符の符幹をデフォルトの位置と方向にリセットするには:
- 音符を右クリックし、選択→類似した要素 を選んで、
- Ctrl+R を押します。
デフォルトの先頭スペースを復元
すべての音符の先頭スペースをスコアのデフォルトにリセットするには:
- 音符を右クリックし、選択→類似した要素 を選んで、
- [プロパティ] パネルの [見た目] ボタンをクリックし、
- 先頭 リセット ボタン (円形矢印) がアクティブな場合は、これをクリックしてスコアのデフォルトにリセットします。 それ以外の場合は、それ以上のアクションは必要ありません。
区切りを削除
すべての区切り (段の折り返し、ページ区切り、セクション区切り) を削除するには:
1. 区切りを右クリックし、選択→類似した要素を選んで、
2. [削除] を押します。
システム区切りだけを削除するには (セクション区切りとページ区切りはそのままにします):
1. メイン メニューから、[フォーマット→段の折り返しを追加/削除] を選び、
2. [現在の段の折り返しを削除] を選んで、
3. OK をクリックしてダイアログを閉じます。
デフォルトのテキストスタイルを復元
スコア内およびフレーム内のすべてのテキスト オブジェクトをデフォルトのスタイルにリセットするには:
- メイン メニューから、[フォーマット→スタイル] を選び、
- 「すべてのスタイルをデフォルトにリセット」とマークされたボタンをクリックして、
- OK をクリックしてダイアログを閉じます。
スタイルとプロパティ値のリストを表示するには、「フォーマット→スタイル→テキスト スタイル」を参照してください。
デフォルトのテキスト位置をリセット
フレーム
フレーム内のすべてのテキスト オブジェクトの位置をリセットするには:
- フレーム内のテキスト オブジェクトを右クリックし、
- 選択→類似した要素を選んで、
- Ctrl+R を押します。
スコアテキスト
フレームと同じ方法をスコア内のテキスト オブジェクトにも適用できます。 ただし、すべてのテンポ テキスト、すべての譜表テキストなど、オブジェクトの個別のクラスごとにこれを繰り返す必要があります。
スコアをエクスポート用に準備
スコアを MusicXML ファイルとしてエクスポートすることについては、ファイル エクスポート を参照ください。
エクスポートの設定
スコアを MusicXML にエクスポートする場合、圧縮 (デフォルト オプション) または非圧縮形式のどちらかを選べますし、そして、すべての区切りをエクスポートするかどうか、または手動で追加した区切りのみをファイルに表示できるようにするかどうかも指定できます。
[To be added:
* gotchas - manual adjustments, misuse of element types, images, ...
* export settings]