必要な所にだけ譜表を表示する

最終更新は 1 年前
この翻訳は古くなっています。英語版を見て参考にしてください: Showing staves only where needed

    デフォルトでは、スコアは、音符が含まれているかどうかにかかわらず、スコア全体のすべてのページのすべての譜表のすべての小節を表示します。ただし、特定の譜表を必要な段にだけに表示させたい場合があります。システムの途中で譜表を表示/非表示にしたい場合もあります。MuseScore は、この目的のために多くの設定を提供しています。

    空の譜表を隠す

    通常、アンサンブル スコアでは、特定の段で演奏されない楽器の譜表はその段から省かれます。

    Hiding empty staves

    空の譜表をすべて隠す

    段で空の譜表を自動的に非表示にするには:
    1. スコアで何も選択されていないことを確かめます (必要に応じて Esc を押します)。
    2. プロパティ パネルに移動し、
    2. 空の譜表 の左にある目のアイコンをクリックして、目が閉じた状態にします。

    Empty staves setting in Properties panel

    または、フォーマット→スタイル→スコア段内で空の譜表を隠す オプションを有効にすることでもできます。

    Hide empty staves style settings

    MuseScore は通常、一般の在り方に従って最初の段にすべての譜表を表示します。最初の段でも空の譜表を非表示にしたい場合は、ダイアログの 最初の譜表の空の譜表を非表示にしない オプションを無効にします。 また、セクションから 1 つの楽器のみが演奏されている場合などに、1つの譜表のみにまたがる括弧を表示するかどうかを設定することもできます。

    特定の譜表を非表示設定から除外する

    空の場合に特定の譜表を非表示に しない ように指定できます。
    1. 譜表を右クリックし、
    2. 譜表/パートのプロパティをクリックして、
    3. 表示されたダイアログで、空のときに非表示確認しない に設定します。

    2 つ以上の譜表を使用する楽器 (ピアノ、オルガン、ハープなど) では、その楽器の すべて の譜表が空でない限り、個々の譜表が空であっても表示するよう設定できます。 これを行うには、各譜表の 空のときに非表示 オプションを 楽器 に設定します。

    一時的な譜表

    いくつかの空の譜表が通常非表示にされていないスコアでも、必要な場所にのみ表示したい特別な譜表がある場合があります。 たとえば、これはアンサンブル スコアのソロ パートや、リード シートのバス譜表などです。空のときにすべての譜表を強制的に非表示にすることなく、個々の譜表を空のときに非表示に設定するには:
    1. 譜表を右クリックします。
    2. 譜表/パートのプロパティをクリックします。
    3. 表示されたダイアログで、空のときに非表示常に に設定します。

    カットアウェイ譜表

    映画音楽やその他現代音楽のスコアでは、個々の 小節 が空の場合に非表示になる表記スタイルがよく使われます。これらは カットアウェイ譜表 と呼ばれることもあります。
    Cutaway staff

    MuseScore でこれを行うには:
    1. 譜表を右クリックします。
    2. 譜表/パートのプロパティを選択します。
    3. 表示されたダイアログで、空のときに非表示常に に設定します。
    4. カットアウェイ オプションを有効にします。

    すべての 譜表をこのように表示したい場合は、プロパティ パネルまたは 空のときに非表示 のスタイル設定を使って、譜表を非表示にできます。ただし、各譜表個別に カットアウェイ オプションを設定する必要があります。 譜表/パートのプロパティ ダイアログで矢印ボタンを使うと、この手順を高速化できます。
    1. 一番上の譜表に カットアウェイ オプションを設定します。
    2. 適用ボタンを押します。
    3. ボタンを押して、下の譜表に移動します。
    4. すべての譜表で、手順 1 ~ 3 を繰り返します。

    オシア

    オシア は特別なタイプのカッタウェイ譜表であり、別の記譜を示すために、通常の譜表の上に小さな譜表を使って特定の音楽パッセージが記譜されます。

    Ossia

    これらは、MuseScore の機能を組み合わせて作成できます。
    1. 譜表の追加と設定 の説明に従って譜表を追加します。
    2. 自動的に追加された 括弧 を選んて削除するか、調整します。
    3. 必要な表記を入力します。
    4. 譜表を右クリックします。
    5. 譜表/パーツのプロパティを選択します。
    6. 表示されたダイアログで、空のとき非表示常に に設定します。
    7. カッタウェイ小譜表 オプションを有効にします。
    8. OK を押します。

    通常の譜表の代えてオシアの再生を聞きたい場合は、通常の譜表で対応する小節を選択し、プロパティ パネルの 再生 設定をオフにします。 通常の譜表再生を聞きたい場合は、オシア譜表についても同じことを行います。

    希望する外観に応じて、パッセージの最初または最後の縦線を非表示にできます。 そうするには、小節線を選択して V を押すか、プロパティ パネルの 可視 オプションのチェックを外します。

    また、オシアと通常のスタッフの間の距離を縮めたい場合もあります。 これを行うには、レイアウト パレットから 譜表スペーサー固定 を使います。

    その他の目に見えない小節

    MuseScore では、空かどうかに関係なく、特定の譜表で個々の小節を非表示にすることもできます。

    特定の譜表で小節を非表示に設定するには:
    1. 小節を右クリックします。
    2. 小節のプロパティを選択します。
    3. 小節を非表示にしたい譜表の 可視 チェックボックスを無効にします。

    : すべての 譜表の同じ位置の小節を非表示にすることはできません。少なくとも 1 つの譜表で表示される状態である必要があります。