サウンドフォント

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MuseScoreには、それぞれの楽器音を再生の仕方を伝えるサウンドフォントと呼ばれる特殊なファイルが付属しています。いくつかのサウンドフォントはクラシック音楽、ジャズあるいはポップスにカスタム設計されていますが、後者はサイズが大きくメモリを多く消費したり、まだ非常に小さく軽量なものもあります。最新バージョンのMuseScore(バージョン0.9.6以降)には比較的軽量で、一般的な目的に使えるサウンドフォント"TimGM6mb.sf2"が付属しています。

概要

サウンドフォントファイルには楽器の音をいくつでも収納できます。多くのサウンドフォントはウェブから利用可能です。General MIDI(GM)の128音源をカバーするものを探してください。General MIDI標準に準拠していないサウンドフォントを用いる場合には、スコアを共有したりMIDIとして保存すると他の人には正しい楽器音には聞こえないかもしれません。

ウェブで入手できるサウンドフォントのファイルサイズと音質は様々です。大きなサウンドフォントは良い音であることが多いですが、あなたのコンピュータで実行するには大きすぎるかもしれません。大きなサウンドフォントのインストール後にMuseScoreの実行が遅くなったり、あるいはプレイバックを保持できなくなった場合には、小さなサウンドフォントを探してください。次に挙げるのは、広く普及している3種のサイズの異なるGMサウンドフォントです。

圧縮

サウンドフォントファイルは大きいため、.zip、.sfArk、.tar.gzを含む様々なフォーマットで圧縮されていることがあります。使用する前にそれらのファイルを解凍する必要があります。

  • ZIPはほとんどのオペレーティング・システムでサポートされている標準的な圧縮フォーマットです。
  • sfArkはサウンドフォントファイルを圧縮するために特別に設計された圧縮フォーマットです。これを解凍するには、特殊なsfArkソフトウェアを使用してください。
  • .tar.gzはLinuxで広く普及している圧縮フォーマットです。Windowsユーザーは、幅広い圧縮フォーマットをサポートする7-zip を使用することができます。Gzipを1回、TARを1回の計2回の解凍が必要なことに注意してください。

MuseScoreの設定

サウンドフォントを見つけて解凍した後に、MuseScoreを設定する前に開こうとしてダブルクリックしないでください。代わりに、ファイルを任意のフォルダに移動し、次のような手順に沿ってください。

DisplaySynthesizerへと進んでください。 バージョン0.9.5以前を使用している場合には、EditPreferences...I/O タブへと進んでください。

初期のサウンドフォント設定は:/data/piano1.sf2です。これを新しいサウンドフォント(.sf2)の場所に置き換えてください。ファイルを探して開くためにOpenアイコンをクリックしてください。

バージョン0.9.5以前を使っている場合には、OKをクリックしてpreferencesパネルを閉じ変更を適用してください。変更の効果を得るには、MuseScoreを終了し再起動してください。

トラブルシューティング

再生パネルのツールバーがグレーになって機能しない、あるいは見えない場合には、サウンドの再有効化のため次の手順に従ってください。

  1. DisplayTransportのメニュー項目にチェックマークがついているか確かめてください。対応するメニュー項目をクリックすると、チェックマークをつけたりはずしたりできます。このステップで問題が解決しない場合、次のステップを続けてください。
  2. サウンドフォントの変更後、再生パネルが消えた場合、EditPreferences...I/Oタブへ移動して、何の変更もしないままOKをクリックしてください。MuseScoreの再起動後に再生パネルが再表示されるはずです。これは0.9.3以前で判明しているバグです。

サウンドフォントを初めて設定する場合は、上記で推薦するサウンドフォントのうちから1つを使用してください。