MuseScore 1.2 がリリースされました
MuseScore 1.2 をリリースできることを誇りに思います。これは現在もっとも高機能で安定したバージョンです。 この8ヶ月間、 MuseScore 1.1 は、 100万回 もダウンロードされ、それは 200ヶ国! 以上に及びました。 このことは、熱意あるミュージシャンとプログラム開発者によって進められているこのオープンソースのソフトウェアが、世界中の音楽家の人生に大きな影響を与えていることの証(あかし)です。
Download MuseScore 1.2
What’s new
MuseScore 1.2 は、およそ 100 のバグ修正がなされました。主なものでは、 MusicXML のインポートとエクスポート, 記譜, ユーザー・インターフェイス, 再生, スタイル、 複数パートの問題点が修正されました。 また、大きく改善された MusicXML サポートを使うと、 Sibelius や Finale から MuseScore へ、楽譜をインポートし、自分の音楽コレクションを作ることができます。
MuseScore 1.2 を各国語化する多大な努力がなされました。各国のアルファベットに対応するため、MuseJazz フォントは大きく拡張されました。 エストニア語版、ベラルーシ語版ができました。ほかに 43 の言語への翻訳版.のアップデートがあります。
私たちはまた、 長い間 MuseScore のデモ用楽譜として使われてきたムソルグスキーの展覧会の絵(Moussorgsky’s Picture of an Exhibition)とお別れしました。 私たちは換わりの曲 Marc Sabatella’s Reunion を見つけました。これは、MuseScore のためだけに作曲されたものです。.
最後に、 version 1.1 で 導入 された MuseScore Connect が完全に再構築されました。 あなたのミュージック・コレクションを検索するのと同じように、 musescore.com というコミュニティで共有されているシート・ミュージック(楽譜)を使うことができます。そしてそれらの楽譜を MuseScore で簡単に開くことができます。でもこれはただの始まりです。これから先、 MuseScore Connect は、 MuseScore のリリースとは、独立した改善進歩をしていくでしょう。
さらに詳しい内容は、 release notes を読んでください。
MuseScore 2.0 へ向かって
バージョン 1.2 は、 1.x シリーズの最終リリースです。 今日から私たちは、 MuseScore 2.0 に集中します。もし、 roadmap を覗き見したなら分かっていただけると思いますが、次のリリースは途方もないものとなるでしょう! これを成功させるため、 MuseScore とその開発チームはあなたの助けを必要とするでしょう。
MuseScore のプログラム・コード貢献コミュニティが大きくなっていくにつれ、私たちは、開発者たちが協同するより良い方法を望んでいます。 私たちは、他の多くのオープン・ソース・プロジェクトがこの数年来作り上げてきた手法を踏襲するよう、 MuseScore のプログラム・コード倉庫を、バージョン管理システム SVN から分散型バージョン管理システム GIT に移行しました。もしあなたが MuseScore をビルド(コンパイル)しており、パッチに貢献していたり、コードにかかわっているなら、 Nicolas’ post on the GIT migration をしっかり読んでおいてください。
あなたがプログラム・コーディングに関心がなく、でも新しい機能のテストは手伝いたいなら、ここ roadmap がスタート地点にいいでしょう。 新機能の大きなものは、フルスコアと抽出・編集中のパート譜の間の自動同期を行うアンサンブル音楽のリンク・パート機能 (linked parts)、(ギターなどで使われる)タブ譜やフレット図、数字付き和音(バロック音楽などで使われる低音につける数字の和音記号(figured bass))、スクロール・ビュー、リピッチ・モード(リズムだけを入力した上で、MIDI機器を使って音程を入力できるモード)、パレットのカスタム化、 四半音臨時記号とその実装(quarter tone accidentals), より柔軟な拍子記号、 より強力なテキストスタイリング、 これらは真剣なテストが必要です。 あなたのフィードバックは、 Technology Preview forum. で歓迎されます。正確なバグレポートを issue tracker へ投稿することもできます。
新機能のテストと平行して、全機能テストセット(automated regression testing)と 2.0 ハンドブックに支援が必要です。これについての詳しい情報は、分散型バージョン管理システム GIT への移行が終わりしだい発表されます。
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さぁ、このリリースを祝いましょう、 MuseScore の新しいデモソングを聴きながら。