ベンドの編集について(MuseScore 4)

• 2024/05/28 10:35

ハンドブックでは graphical display で編集出来ると記載されていますが、表示される graphical display が添付画像のように異なっています。
右側がハンドブック、左側がプロパティに表示されるものです。終端の丸印は縦横に動かせますが、ハンドブックに書かれているような編集は出来ません。
ある人に聞いたところ「画像のそれは 4.2 の前のもののように思える。」とのことでした。しかし使用バージョンは間違いなく 4.3 です。
この表示がされる楽譜(というほどでもないが)を添付します。皆さんの環境ではどのように表示されるか試して頂けると幸いです。
bend_graphic_display.png

添付 サイズ
ベンド.mscz 15.83 KB

コメント

左側(始点と終点しかないほう)です.
いま軽く調べたところ,4.2 以降が左側,それより前が右側のようです.
つまり,最新の MuseScore 4.3 では,ベンドカーブの中点の追加/削除/編集はできなさそうです.
(以前はできていたことが,4.2 から機能退化した?)

「MuseScore 4 Handbook」 https://musescore.org/en/handbook/4
から
「Idiomatic notation: Guitar」 https://musescore.org/en/handbook/4/idiomatic-notation-guitar
をたどると箇条書きで項目が並んでいますが,その中に「Guitar techniques」のほかに「Guitar bends」という項があります.

「Guitar techniques」 https://musescore.org/en/handbook/4/guitar-techniques
「Guitar bends」 https://musescore.org/en/handbook/4/guitar-bends

yamada_yさんが見ているのは「Guitar techniques」のほうだと思いますが,そちらではなく,「Guitar bends」のほうを見ると,目次(箇条書き)のすぐ下に,

This page describes features added in MuseScore 4.2. For older versions of MuseScore 4, see Guitar techniques.

とあります.
ということで,「Guitar bends」 のほうが 4.2 以降用(最新版用)の説明で,「Guitar techniques」のほうはそれ以前用の古い説明のようです.
yamada_yさんが挙げていらっしゃる,「ベンドカーブの中点の追加/削除/編集ができるハンドブックの図」は「Guitar techniques」のほうにあり,「Guitar bends」のほうにはありません.
「Guitar bends」にあるのは,ベンドカーブに始点と終点しかない図です.

ということで,最新の MuseScore 4.3 では,ベンドカーブの中点の追加/削除/編集はできなさそうです.

「Guitar bends」中の「General points about bends in MuseScore」
https://musescore.org/en/handbook/4/guitar-bends#general-points
を読むと,「MuseScore におけるベンドというものはこういうものです」ということが書いてあり,始点と終点しかなく,中点のことは書いてありません.
事の経緯は私はわかりませんが,わざわざこういう項目を設けて説明しているということは,「中点の追加/削除/編集のできるベンドカーブ」の実現はやめてしまったのでしょうね.

In reply to by knoike

なるほど、なるほど。理解しました。お手数をおかけしました。ありがとうございました。
仰有るとおりで「Guitar bends」は見ていませんでした。

別の方から聞いた「画像のそれは 4.2 の前のもののように思える。」というのは右側の方(変化が直線的)についてだったようです。思い違いをしていました。
4.3 では「ベンドにおける音の変化は曲線的である」とみなしたということでしょうか。開発陣は退化とは考えてはいない(?)。

MuseScore 4 を使ってもいない私がこれに興味を持ったのは、少し前にグリッサンドの話があり、「そういえばベンドをグリッサンド代わりに使うという話がどこかであったな。」と思い、どうなっているだろうかと考えたからです。
私が弾くクラシックギターではベンドというテクニックは一般的ではないので私にとってはさほど必要ないのですが、気になってしまって。

それにしてもハンドブックの記述は混乱を招きそうですね。
(追記)
「Guitar bends」のほうには、 older versions ついては「Guitar techniques」を参照すべしの記述がありますが、
「Guitar techniques」のほうにも、新しいバージョンのベンドに関することは「Guitar bends」を参照すべしといったことが書かれているべきでしょうね。

全く別件ですが、言語の切り替えに再起動を要するようになりましたね。これは明らかに退歩といえるでしょう。

In reply to by yamada_y

> 4.3 では「ベンドにおける音の変化は曲線的である」とみなしたということでしょうか。開発陣は退化とは考えてはいない(?)。

事の経緯を私は知らないのですが,想像するに「直線的か曲線的か」ということではなく,
「ユーザーが操作できる制御点を始点と終点の 2点だけにした.中点もなくし,制御点の増加/減少もさせないことにした」
ということではないかと思っています.
開発者の観点からすると,こうすることでものすごく実現が簡単になり,不具合も起きにくくなります.

> 「Guitar techniques」のほうにも、新しいバージョンのベンドに関することは「Guitar bends」を参照すべしといったことが書かれているべきでしょうね。

そうですね.
そもそも,この件は複数のページに分かれていてはいけないような気がしますね.
現在の開発運営陣は,最新版以外は使ってほしくない,という立場のはずですから... .

> 全く別件ですが、言語の切り替えに再起動を要するようになりましたね。これは明らかに退歩といえるでしょう。

ですよねぇ... .
これもあって,他の設定の変更も正しく反映されているのかよくわからないときに,念のために再起動するクセがついてしまいました.

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