ハンドブック「かき鳴らしの矢印」について

• 7月 24, 2019 - 06:46

少し前にハンドブックの誤字・脱字等を指摘いたしました。行きがかり上そのままにしてもおけず、また編集権限が解放されたこともあり訂正しました。見落としているところもあるとは思いますが。
しかしながら「アルペジオ と グリッサンド」に出てくる「かき鳴らしの矢印」という言葉を変更するには皆さんのご意見を戴く必要があると考えました。
https://musescore.org/ja/handbook/3/arpeggios-and-glissandi

英語表記では strum となっているので「かき鳴らしの矢印」としたのでしょう。画像の赤で囲んだ二つの矢印を指していると思われます。これのツールチップは Arpeggio となっています。

アップダウン.png

アルペジオというと「ポロポロポロ」という感じですが、この矢印はもう少し素早く「ザッ」と引く場合、即ちフラメンコギターのラスゲアードまたはセコ、あるいはアコースティックギターのストロークで使われています。
英語圏ではこのような弾き方も Arpeggio というのでしょうかね。私にはこれをアルペジオというのはしっくりきません。

そこで、
(1)ハンドブックの「かき鳴らしの矢印」は「アップ / ダウンストロークの矢印」
(2)ソフトのツールチップは「アップストローク」「ダウンストローク」
と変更するというのが私の提案です。


Comments

ハンドブックのほうには関わるつもりがありませんので,ソフトウェアのほうにだけコメントします.

きっちりと確認したわけではありませんが,いまのところはソフトウェアの造りとして,
グリッサンドまでの左 6 個のアイコンに共通のツールチップ文字列「Arpeggio」が割当たってしまっていて,
アイコンごとに異なるツールチップを表示できるようにはなっていないように見えます.
(仮に,上矢印用に「アップストローク」というツールチップ文字列を割り当てると,
他の 5 個のアイコンのツールチップ文字列も「アップストローク」になってしまう,という状態.
グリッサンドアイコン 2 個も同様の状態で,「Glissando」を共有しているために,どちらかを変えると両方とも同じように変わる状態.)

アイコンごとに異なるツールチップを表示できるようにするのは,かなり簡単なので,
そのうちそういうふうに実装されると思います.(Issue を立てると,すぐにやってくれるかも... .)
逆に考えると,それまでに訳語を考えておく時間的猶予があることになります.

> 英語圏ではこのような弾き方も Arpeggio というのでしょうかね。私にはこれをアルペジオというのはしっくりきません。

想像ですが,おそらく当初は,「アルペジオ系の記号」と「グリッサンド系の記号」の 2カテゴリしか用意するつもりがなかったのではないでしょうか.
おそらく後ろ 8 個のアイコンは後付けで,なぜかこれらは個別にツールチップ文字列が表示できるように実装されている,と,そういうことなのではないかと想像しています.

改めてハンドブックを読んだら私の先の書き込みには間違いがあることがわかりました。
「かき鳴らしの矢印、アルペジオの括弧、(strum arrows, an arpeggio bracket,)」となっていました。
赤で囲った矢印ではなく、6個のうち括弧を除いた5個を「かき鳴らしの矢印(strum arrows)」と呼んでいるようです。
ツールチップは Arpeggio なので、そもそも英語表記でもハンドブックとソフトは一致していません。

ツールチップの6個がひとまとまりになっているとは考えもしませんでした。Ver.2 のツールチップは和訳してありましたが、直線の矢印も「アルペジオ」でした。初めに違和感を覚えたのはこれを見た時だったのですが、こちらも6個がひとまとまりになっている都合だったのですね。
そういう状況ならツールチップは保留して、ハンドブックの「かき鳴らしの矢印」はどうしましょうか。英語表記では strum arrows でひとまとめですが、私は波線と直線は別扱いがよいと思います。おそらく両者を使い分けている人がほとんどなのではないでしょうか。「かき鳴らしの矢印」という言葉にもなじみがありませんし、アルペジオを pppima のように弾く時、これを「かき鳴らし」というのは違うように思います。

「(引用)かき鳴らしの矢印、アルペジオの括弧、」を、
「(私案)アルペジオ、アルペジオの括弧、ダウンおよびアップストロークの矢印、」
としたいと考えました。原文とはすこし離れてしまう点がややためらわれるところです。

元投稿の趣旨とはずれますが、
>上矢印用に「アップストローク」
は、ちょっと混乱されているのではないでしょうか。
上向き矢印は低音弦から高音弦に向けて、下向き矢印は高音弦から低音弦に向けて使いますから、ギターでは上向き矢印は振り下ろすように(ダウン)、下向き矢印はかき上げるように(アップ)弾くことになります。
つまり上向き矢印がダウンストローク、下向き矢印がアップストローク。ややこしいですけどね。
ストローク.png

26日の投稿から一週間経ちました。特にご意見も戴いていないので、そこで述べたように変更しようと思ったのですが、改めてハンドブックを見て気づいたことがあります。
一文目に「アルペジオ と グリッサンド の記号は~(中略)~にあります。」とあります。つまり、二文目の「~も含まれています。」はアルペジオ と グリッサンド以外が記述されていると解釈できます。「かき鳴らしの矢印」は直線の矢印を指し、波線(矢印付きも)は含まれていないようです。

(24日の投稿)画像の赤で囲んだ二つの矢印を指している
が正解で、
(26日の投稿)赤で囲った矢印ではなく、(以下略)
は間違いであり、二文目に「アルペジオ」を含む26日の案は不適切でした。

そもそも私が違和感を覚えたのは「かき鳴らしの矢印」という言葉でした。そこでこことアルペジオの解説部分にあった「かき鳴らしの矢印」を「ストロークの矢印」としました。アップやダウンは加えるまでもないと考えました。
原文の strum arrows とはすこし離れてしまいますが。

このページおよびほかのページに私が加えた変更を以下にのべます。数は多かったものの単純な修正がほとんどなので、提案してからという手順は踏みませんでした。いずれの箇所についても別の見解のある方は修正をお願いします。私はこれに拘泥するものではありません。コミュニティ ドキュメンテーションにも「修正し補完することをためらってはなりません。」とあります。

コロン、セミコロンは一部を除き句点、読点に置き換えました。
[項目]:[項目に対応する説明] のような場合はコロンで自然だと思うのですが、[項目]に当たる部分が文の前半になっていて、[項目]といって良いのかわかりかねるところは何カ所か保留してあります。

文の区切のカンマ、ピリオドは読点、句点に置き換えました。文部省編「国語の書き表し方」「文部省 公文書の書式と文例」によれば横書きの場合はカンマを使うとされていますが、これはもとより強制されるものではありませんし、一般には読点、句点を使っている文書の方が多いと思うからです。

そのほかは誤字修正、脱字補充、削除漏れの削除程度です。ごく少しですが文をいじったところもあります。その場合も修飾・被修飾や主述の関係を明確にするように語順を入れ替える、あるいは長い文を分割する、文脈になじまない語を差し替える程度にとどめ、出来るだけ訳文を尊重しました。

私のハンドブックへの関わりはこれで一休みします。こればかりにかかずらっている訳にもいきませんので。まだまだある未翻訳の部分については、そのご意志のある方よろしくお願いします。

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