ギターテクニック

最終更新は 10 ヶ月前

    ベンド記号をスコアに加える

    ベンド は、ギター パレットにある ベンド 記号を使って作ります。

    ベンド記号を適用

    スコアに 1 つか複数のベンドを適用するには、次のどちらかのオプションを使います。

    • 1 つか複数の音符を選択し、パレットのベンド記号をクリックします。
    • ベンド記号をパレットから音符にドラグします。

    デフォルトのベンドがスコアに作成されます。プロパティ パネルの ベンド セクションにある "Bend type" を使って、このベンドを変更するか、さまざまな選択肢から選らぶことができます。

    ベンドを編集する

    ベンドの形と長さは、プロパティ パネルの ベンド セクションのグラフィック表示で編集できます。

    Bend graphical display

    青いノード間の各赤い線分はベンドの 1 つのステップを表し、各ステップはスコアの中で 1 sp. 分、水平に伸びます。各線の傾きは、それがアップベンド、ダウンベンド、またはホールドのいずれであるかを示します。 したがって、上のグラフはアップ ベンドとホールドの合計長 2sp を示しています。

    グラフの 縦軸 は、ピッチが上下にベンドする量を表します。1 単位 (小さな正方形の1辺) は 4 分の 1 音、2 単位は半音、4 単位は全音に相当するといった具合です。

    ベンドに別のステップを追加するには
    * 適切な線の交点をクリックして、別のノードを加えます。

    ベンドステップを削除するには
    * 該当するノードをクリックして削除します。

    ベンドの高さを調整

    ベンドの高さは自動的に調整され、テキストは譜表の真上に表示されます。この高さは、必要に応じて次の方法で調整できます。
    1. ベンドを始めたい音符の上 (高さを短くする) か音符の下 (高さを伸ばす) に、別の音符を垂直に作成します。
    2. 新しい音符にベンドを適用します。
    3. ベンドの高さを調整するには、ベンド記号が目的の高さを得るようになるように、この作成した音符の縦に動かします。
    4. ベンド記号を正しい位置 (元の音符まで) へドラグします。
    5. プロパティパネルを使って、作成した音符を非表示且つ非再生にします 。

    ベンドを再配置

    要素の位置を変更する に示す方法を使って、ベンドを自由に再配置できます。

    スコアにトレモロバー記号を加える

    トレモロバー記号は ギター パレットから利用でき (特大の「V」を探してください)、上の ベンド記号をスコアに加える と同様の方法で適用および調整でき、プロパティ の トレモロバー セクションに類似のグラフィカルインターフェースがあります。

    "Tremolo bar type" に予め用意されている範囲から選択するか、独自のカスタム プリセットを作成できます。

    スコアにスライドを加える

    スライド記号は アルペジオとグリッサンド パレットにあります。 それらには次の 2 種類があります。

    • グリッサンドタイプのスライド: ある音符・コードから次の音符・コードへと流れます。
      "In-between slide"
    • イン/アウト スライド: 音符の前または後に再生されます。これらはスライドアップまたはスライドダウンできます。
      Slides

    デフォルトでは、スライドはスコアに再生効果をもたらします。 プロパティ パネルの 一般 セクションで "再生" のチェックを外すことで、これをオフにすることができます。

    スライドを加える

    次のどちらかの方法を使います。
    * 開始点として 1 つまたは複数の音符を選び、パレットで目的のスライド アイコンをクリックします。
    * 目的のスライドをパレットから音符にドラグします。

    あるコードから次のコードへの中間スライドの場合、プログラムは可能な限り正しい音符をリンクしようとします。さらに調整が必要な場合は、下記 を参照ください。

    プロパティを編集

    中間 スライドの場合、プロパティ パネルの グリッサンド セクションで次のプロパティを調整できます。

    • グリッサンド線: 直線または破線から選択します。
    • テキストを表示: テキストを表示するには、このボックスにチェックを入れます。 注意: 音符間に十分なスペースがない場合、テキストは表示されません。
    • テキスト: スライドの上に表示される文言 (ある場合)。

    スライドの開始点と終了点を調整する

    中間スライド:
    エンド ハンドルを垂直方向または水平方向に、ある音符から次の音符に移動するには:
    1. スライドを選択します。
    2. 開始ハンドルまたは終了ハンドルをクリックします。
    * Shift+ を使用して、音符から音符へハンドルを上下に移動します。
    * Shift+ を使用すると、ハンドルが音符から音符へと水平方向に移動します。

    スライドイン/アウト:
    エンド ハンドルの位置を調整するには:
    1. スライドを選択します。
    2. 調整ハンドルをクリックします。
    3. ハンドルをドラッグするか、キーボードの矢印を使います。

    スコアに Capo line (バレー) を加える

    バレーは、text-line で、パッセージにフルまたはハーフ バレーが必要であることを示すためにギター譜表の上に描画されます。 次のような記号は、ギター音楽で一般的に見られます。

    フルバレー (2 フレット):
    Full barre

    ハーフバレー (2 フレット):
    Half barre

    発行者によると、ローマ数字の前の C は省略でき、線のスタイルやテキストには他のバリエーションが可能です。

    バレーを適用するには:
    1. バレーの開始音符をクリックしてから、終了音符を Shift キーを押しながらクリックして範囲を設定します。
    2. ギター パレットの "Capo Line" シンボルをクリックします。
    3. 必要に応じて線とテキストをカスタマイズします。

    線の長さを調整するには、線の範囲を変える を参照ください。

    ハンマリング記号とプルオフ記号をスコアに加える

    ハンマーオンとプルオフは スラー で表わされます。テキスト注釈も必要な場合は、譜表テキスト を使って作ります。それらは後で使用するためにパレットに保存できます (スコアから要素を加える を参照してください)。

    ハーモニックスを記譜

    標準譜表

    ナチュラルハーモニクスは、次の 3 つの方法のいずれかで記譜できます。

    ※ ハーモニクスが作り出される開放弦のピッチで。 たとえば、第3弦でのハーモニクスは次のように表示されます:
    Natural harmonics on 3rd string
    * ハーモニクスが作り出される弦のフレット位置のピッチで。 同じハーモニクスが次のように表示されます:
    Natural harmonics at string fret
    * コンサートピッチで。同じハーモニクスが次のように表示されます:
    Natural harmonics at concert pitch

    「Nat. Har.」、「N.H.」、「Har.」などの注釈が加えられ、弦番号やフレット番号も付けられるのが通常です。 符頭は標準またはダイヤモンド形で、黒ではなく透明になります。 フレット番号はアラビア数字またはローマ数字などです。

    再生の修正: ハーモニクスが正しいピッチで再生されない場合は、ハーモニクスをミュートし、コンサート ピッチでハーモニクスとなる隠しボイスを作成します。

    【クラシックギターの倍音符の読み方】もご覧ください。(https://douglasniedt.com/Tech_Tip_How_To_Read_Harmonic_Notation.html) (douglasniedt.com).

    TAB譜

    TAB譜でのハーモニクスは、単にフレットマークとして表示されることもあれば、ドットが続くか、ひし形または一対の山括弧で囲まれることもあります。 例えば

    Harmonics in tablature

    山括弧のペアを作成するには:

    1. ハーモニクスを選択し、譜表テキストを加えます。
    2. 「単一左向き角引用符」 (U2039)、次にスペース、次に「単一右向き角引用符」 (U203A) を入力します。
    3. フレットマークの上にテキストが収まるようにテキストを移動します。
    4. 譜表テキストのフォント サイズとその中のスペースを、ハーモニクスをちょうど囲むように調整します。
    5. 将来再使用できるようにパレットに保存します。

    標準譜/タブ譜のペア

    各譜表を他の譜表とは独立して編集できるようにする必要があるため、譜表とタブのペアがリンクされていないことを確かめる必要があります。

    ギターの運指の記譜

    ギターの運指の種類とその適用方法については、運指 で説明されています。