プラグイン

最終更新は 1 年前
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For MuseScore 4 users, see プラグイン.

    新しいプラグインの作成、あるいは既存のものの編集については、Developers' Handbook の Plugins for 3.x 章で手順を一つ一つ説明しています。

    プラグインとは ?

    プラグインは小規模なプログラムで、MuseScore に特定の機能を加えます。プラグインを有効にするとプラグインメニュー に新しい項が付け加わり、そのオプションを選ぶと、スコアで所定の機能を果たします。

    MuseScore には既にある種のプラグインが内蔵されています。 下の 既定値としてインストールされているプラグイン をご参照ください。プラグイン貯蔵庫 で、多くのプラグインを見ていただけます。あるプラグインは MuseScore 3 で動作し、他は以前のバージョンの MuseScore で動作し、両方で使用できるものもあります。これを識別するのは拡張子で、MuseScore 3.0用とMuseScore 2.0 用は ".qml" で、それ以前のバージョン用は ".js" です。

    警告: プラグインは、スコアの内容を変えたり損付けたりする悪意あるコードを含んでいる可能性があります。デフォルトで組み込まれている ものを除き、プラグインは賭けだといっても良いでしょう。それを作った人の信頼性によるか、自らコードを点検する必要があります。

    インストレーション

    : プラグインのあるものは、例えばフォントといった他の要素のインストールを前提とすることがあることに、ご留意ください。そのプラグインの文書を点検し、詳細を得てください。

    ほとんどのプラグインは ZIP 圧縮形式で提供されているので、そのプラグインの .zip ファイルをダウンロードし、以下に記載するディレクトリ (OS により異なります) にそれを解凍します。非圧縮の .qml ファイルのままで提供されている場合は、それをダウンロードしてディレクトリに保存します。

    プラグインはそれ用に独立したフォルダーに解凍しないまま保存しておくのがおススメで、そうすることで意図せずにプラグイン間の関連が上書きされた場合に対応できます。

    プラグインをインストールしたなら、それを使うべく プラグインマネージャー で有効化する必要があります — 下の プラグインの有効化・無効化 をご参照ください。

    Windows

    MuseScore はプレインストールされたプラグインを、次のディレクトリに保存しています。

    32-bit versionsでは:
    %ProgramFiles%\MuseScore 3\Plugins(or%ProgramFiles(x86)%\MuseScore 3\Plugins

    Windows 7 以降では:
    %LOCALAPPDATA%\MuseScore\MuseScore 3\plugins

    このフォルダーを新しいプラグインのインストールに使ったり、変更したりしてはなりません。そうではなく、%HOMEPATH%\Documents\MuseScore2\Plugins、あるいは他のフォルダーをMuseScore の 環境設定 で定義します。

    macOS

    macOS で、MuseScore に予めインストールされているプラグインは、
    /Applications/MuseScore 3.app/Contents/Resources/plugins
    に収録されており、そのファイルを見るには MuseScore 3.app を右クリックし、"Show package contents" を選択して ~/Library/Application Support/MuseScore/MuseScore 3/plugins をチェックします。

    このフォルダーを新しいプラグインのインストールに使ったり、変更したりしてはなりません。そうではなく、~/Documents/MuseScore3/Plugins あるいは別のフォルダーにして MuseScore の 環境設定 で定義します。

    Linux

    Linux で MuseScore に予めインストールされているプラグインは、
    /usr/share/mscore-3.0/plugins と
    ~/.local/share/data/MuseScore/MuseScore 2/plugins
    です。
    このフォルダーを新しいプラグインのインストールに使ったり、変更したりしてはなりません。そうではなく、~/Documents/MuseScore3/Plugins あるいは別のフォルダーにして MuseScore の 環境設定 で定義します。

    プラグインの有効化・無効化

    プラグインメニューからインストール済みプラグインへのアクセスを可能とするには、それを プラグインマネージャー で有効化する必要があります。:

    Plugin manager

    有効化するにはチェックボックスをチェックします。それによりそのプラグインの名称が プラグインメニュー の一覧表に入ります。

    プラグインの作成/編集/稼働

    新しいプラグインを作ったり、既存のプラグインを編集したり、それを稼働させるには、プラグインクリエーター を使います。:

    Plugin creator

    Plugin documentation も参照ください。

    予めインストールされているプラグイン

    MuseScore に予めインストールされているプラグインがあり、有効化されていない状態が既定値です。プラグインを有効化するには上の プラグインの有効化・無効化 をご参照ください。

    ABC Import

    このプラグインは、ファイルやクリップボードから ABC テキストをインポートし、Wim Vree の abc2xml Python スクリプト を使って MusicXML に変換します。 変換には https://abc2xml.appspot.com/ の外部 Web サービスを使用するため、インターネット接続が必要です。

    注: 2023 年 6 月の時点で Web ドメインの有効期限が切れたため、プリインストールされている ABC Import プラグインは機能しなくなります。 有効な代替手段は:

    • ABC Import/Export はオフラインで動作します。Python、abc2xml、および xml2abc をダウンロードしてインストールする必要があります。 Python のバージョンによっては、行 1 の互換性のないハッシュ記号 (Python コメント トークン) を編集する必要がある場合があります。
    • ABC Import および ABC Exporthttps://musescore.jeetee.net/abc/ に接続します。

    Notes → Color Notes

    このデモ用プラグインは、選択した範囲あるいはスコア全体の音符に音高に依って色付けします。全譜表と声部の全ての音符の符頭を BoomWhackers 式に従って色付けします。各音高は異なる色です。 C と C♯ は違う色ですが、C♯ と D♭ は同じです。
    全ての音符を黒にするには、プラグインを同じ選択でもう一度実行させます。'Remove Notes Color' プラグインを使ってもできます。

    Create Score

    このデモ用プラグインは、新しいスコアを作ります。C D E F の 4 つの 4 分音符の新しいピアノ譜を作ります。スコアを新しく作り音符を入力することを学び始めるのに、このプラグインは良いでしょう。

    helloQml

    このデモ用プラグインは、基本的な作業を行ってくれします。

    Notes → Note Names

    このプラグインは、選択範囲あるいはスコア全体で、音符に音符の英語名を 譜表テキスト として付けます。声部1と3は譜表の上に、2と4は下に、和音は一番上の音符からコンマで区切ったリストとして、表示します。

    Panel

    このデモ用プラグインは、GUI パネルを作成します。

    random/random2

    でたらめなスコアを作ります。

    run

    このデモ用プラグインは外部コマンドとして稼働します。おそらく Linux でのみ稼働可能でしょう。

    scorelist

    この試験的プラグインは、スコアの一覧表を繰り返します。

    ScoreView

    このデモ用プラグインは、ScoreView を使うとどうなるかを見せてくれます。

    Walk

    この試験的プラグインは、スコアの全要素を歩いてゆきます。

    参照

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