声部

Updated 2 週間 ago

    声部 とは一連の音の流れ、あるいはパートであり、同じ譜表上の他の声部から独立したリズムを持つことができます。他の記譜ソフトでは、声部が "レイヤー" と呼ばれることもあります。

    各々 の譜表に4つまでの 声部 を使うことができます。多声部の小節では、声部1 (と3)を上向きの符幹の音符、声部2 (と4)を下向きの符幹の音符とするのが通常です。

    Staff with several voices

    MuseScore での "声部" (1, 2, 3, 4) を、声楽でのソプラノ・アルト・テナー・バス (SATB) といった "声の順" と混同されないよう、ご注意ください。
    * 讃美歌などで4つの声部に対し4つの譜表を使用する場合のオープンスコアSATBについては、各譜表で MuseScore での声部1を使います。
    * 4つの声部に対し2つの譜表を使用するクローズ/クローズドスコアSATBについては、上と下両方の譜表で声部1と2を使います。
    * MuseScore での声部3と4は、同じ 譜表に2つを超えるパートがないのであれば使う必要はありません。これは "クローズスコア" の低音部の譜表ではテナーを声部1にバスを声部2にすることを意味します。初心者は時折バスを声部1に割り振ることがあり符幹の向きが混乱したり、テナーを声部3にバスを声部4に割り振って削除できない声部1の休符が邪魔になったりします。

    声部はどのように表示されるの?

    スコアの一部を 選択 すると、声部ごと異なる色(声部1は青、声部2は緑、声部3は橙、声部4は紫)で強調表示されます。

    Voices colored

    声部を使うのは?

    • 一つの譜表の一つのコードで、反対向きの符幹を使いたい場合
    • 一つの譜表で、異なる長さの音符を同時に使いたい場合

    異なる声部に音符を入力するには

    2つの声部それぞれにフレーズを記譜する方法を、次に示します。

    1. 最初に声部1の音符を入力: 音符入力モード_ になっていて、ツールバーの声部1のボタンが Voice selector 青く表示されていることを確かめます。最初に、声部1の音符を入力します。入力時、符幹が下向きになるものがありますが、声部2を加えると自動的に反転します。

    次の例は、声部1にだけ音符入力をした状態を表しています。

    Voice 1 notes

    1. カーソルを入力開始位置に戻す: 声部1の音符入力が終わった時点で、 キーを繰り返し押すと音符毎に左に動いてそのセクションの最初の音符に戻ります。 あるいは、Ctrl+ (Mac:Cmd+) を使えば1小節単位で戻れます。もっと単純に、Esc を押して 音符入力モード を抜けてから最初の音符をクリックするという、直接的な方法もあります。

    2. 声部2の音符を入力: 音符入力モードにあってそのセクションの声部1の最初の音符が選択されていることを確かめます。ツールバーの右の方の "声部2" ボタン Voice 2 button をクリックするか、ショートカットキー Ctrl+Alt+2 (Mac: Cmd+Option+2) を押します。下側の声部を入力すると下向き符幹で表示されます。

      次の例は、前述の例に声部2の音符が加えられた状態を表しています。

      Voices 1 and 2

    休符を削除あるいは非表示に

    必要であれば、どの休符でも 非表示 にすることができます。該当の休符を選択し、V を押すか、 インスペクタ の "表示" ボックスのチェックを外します。声部1ではできませんが、声部2、3、4の休符はそれを選んでDelete を押すことで 削除 することができます。しかし通常はお勧めしません。それに代え、非表示とするのが良いでしょう。

    声部1の休符は、それが含まれる小節を削除する場合にだけ可能です。選択範囲を削除小節の削除 をご参照ください。

    削除した休符を復旧

    声部2~4で削除した休符は、その声部のその拍に音符入力を行う前に復旧しておく必要があります。(XMLMIDI ファイルをインポートする際などに、問題を生ずることがあるかもしれませんので。) そういった小節を元に戻す簡単な方法は、その声部を声部1と2回交換することです。下の 声部の音符の交換 をご参照ください。

    声部の音符の交換

    2つの声部間で音符を交換するには:

    1. 対象 範囲 の小節 (もしくは音符) を 選択 し、
    2. メニューバーから ツール声部 を選んで、
    3. 交換したい2つの声部の組み合わせを表示されるリストから選ぶ。

    : (a) 選択対象のすべての声部が選択されますが、交換の対象となるのは一度に2つの声部のみです。(b) 選択したのが小節の一部分であっても、その小節全体が対象となります。

    交換ではなく、音符を他の声部に移動

    音符を交換するのではなく、他の声部に移動することができます。

    1. 音符入力モード ではないことを確かめます。
    2. 移動したい音符の符頭を選択 (任意の声部)
    3. 音符入力ツールバー かキーボードショートカット Ctrl+Alt+1-4 (Mac: Cmd+Option+1-4) を使って、移動先の声部を選択

    : 移動を有効に実施するには、次の条件に合うことが必要です。

    • 移動先声部のコードがそこに移動する音符と同じ長さであること。
    • あるいは、移動先声部が休符のみの場合、移動する音符を収容するのに十分な長さであること。
    • タイ は使われていないこと。

    現在作業中の声部より大きい番号の声部の音符を選択するには:
    1. Alt + を使って、作業中の声部の一番下の音符に選択を移し;
    2. Alt + を使って、大きな数値の声部に移動し;
    3. 求める音符が選択されるまで、これらステップを繰り返します。

    現在作業中の声部より小さい番号の声部の音符を選択するには;
    1. Alt + を使って、作業中の声部の一番上の音符に選択を移し;
    2. Alt + を使って、小さい数値の声部に移動し;
    3. 求める音符が選択されるまで、これらステップを繰り返します。

    参照

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