テンポ

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    このページでは例えば ♩ = 80 , ♩ = ♪ といったテンポマークやフェルマータ記号とそれらの再生での詳細、そしてメトロノームが刻む音についてお知らせします。またスイング記号については スウィングをご参照ください。

    テンポマーク

    テンポマーク は基本とアドバンス ワークスペース のテンポ パレット にあります。

    テンポマークを加える

    次のいずれかの方法を使います:

    • 音符あるいは休符を選択し、キーボードショートカット Alt+Shift+T を押します。
    • 音符あるいは休符を選択し、 メニューバー から 追加テキスト...テンポマーク を選びます。
    • 音符あるいは休符を選択し、テンポ パレット の中の適切なメトロノームマークをクリック(Ver.3.4の前まではダブルクリック)します。
    • テンポ パレット のメトロノームマークを直接に音符あるいは休符の上にドラグ・アンド・ドロップします。

    : パレットから、あるいはキーボード・ショートカットでテンポマークを使うのが有用な点は、その時点での拍子記号に自動的に従うことにより拍の単位が決められる点です。

    表示内容を編集する

    : この編集による変化は、想定する再生のあり方に反映される場合も、そうでない場合もあることを踏まえて、以下ご参照ください。

    テンポマークはテキスト(文字)です。表示されている内容スタイルとプロパティ を思うように編集できます。なお フォント もご参照ください。

    フェルマータ

    フェルマータは アーティキュレーション パレットにあります。

    複数の楽器から成るスコアを再生する場合、一つの楽器の音符・休符がフェルマータ記号により延長されるなら、その音符の音の延長が終了するまで、他の音符全ても延長されます。

    縦線に適用されたフェルマータは効果がありません。

    フェルマータによる延長時間を編集する

    フェルマータ記号を選択し、Inspectorフェルマータ のプロパティを編集します。

    配置: 音符の上あるいは下
    フェルマータの長さ: その音符・休符の通常の再生時間に対する倍数を指定します。1.00 と値は実質的延長にならず意味がありません。

    プレイバックのテンポ

    プレイバックを行うについて、MuseScoreは ♩ = 80 といった メトロノーム記号 や ♩ = ♪ といった記載を理解します。この働きは各記号毎個別に働きます。
    MuseScore は AndanteModeratoritardando ("rit.") や accelerando ("accel.") などの文字によるテンポ表記を理解しません。メトロノームマークに付随した文字は見た目だけであり、それを意味あるものとすることはなくプレイバックにも反映されません。例えば、Andante ♩ = 75 とModerato ♩ = 75 はどちらも ♩ = 75 と理解されます。

    プレイバックに用いられるテンポを編集する

    テンポ記号 を選択し、インスペクタ の "テンポテキスト" セクションでそのプロパティを編集します。
    Inspector: Tempo Text

    • テキストに従う: Musescore の メトロノーム記号の翻訳機能 の On/Off 切り替え
    • テンポ: プレイバック時のテンポ。テキストに従う にチェックが入っている場合は無視。
    • スタイル: テキストのスタイルであり、"テンポ"
    • 配置: 譜表の上、あるいは下

    : プレイバックの実質テンポを最終的に定めるのは プレイパネル での設定です。スコアが適切な音とならない場合には. そこの設定も確かめてみましょう。

    リタルダンドとアッチェレランド

    MuseScore はリタルダンド ("_rit.") や アッチェレランド ("accel.")といったテンポを表示するテキスト__を理解しないので、これらに応じたプレイバックをしません。

    リタルダンド ("rit.") や アッチェレランド ("accel.") をプレイバックさせるには、テンポ記号を必要な数だけ加え、それらを非表示 に設定する必要があります。表示・非表示はプレイバックに影響はありません。テンポ変更 プラグインを使ってこの手続きを自動化することもできます。

    印刷や読み取りのため、表現のテキストを 譜表テキスト/段テキスト とすることもできます。

    次の図の例で、本来のテンポは 110 BPM (毎分拍) となっています。ritardando の指定位置でテンポを各小節の最初の音符で 10 BPM づつ下げます。テンポの各変更を インスペクタ表示 のチェックを外すか、あるいはキーボード・ショートカットの V で非表示にすれば、印刷したスコアには ritardando だけが表示されます。

    Ritardando

    再生パネルでプレイバックを一時的に変更する

    再生パネル を使って、テンポ表記を一時的に上書きして、スコアを任意のテンポでプレイバックします。

    1. 再生パネルを表示: 表示再生パネル あるいは F11 (Mac: Fn+F11):

      play_panel_v3_jp2.png

    2. テンポのスライダーを上下に動かします。テンポはそこでのテンポ記号による絶対値とそれに対する相対値としてのパーセント表示の両方で示されます。テンポのスライダーをダブルクリックするとリセットされます。

    注: BPM は実際のテンポ記号の表示に関わらず、1分当たりの4分音符で算定され表示されます。

    メトロノーム

    MuseScoreの中での再生にメトロノームが刻む音を加えるには、再生のツールバーやプレイパネルの再生モードを使います。
    オーディオ・エクスポートにメトロノームの音を加える方法については イシュー をご参照ください。

    この手順を自動化した プラグイン が開発されています。: TempoChanges

    拍の細分化

    MuseScore は次の場合に限り、メトロノームの音に柔らかな刻み音を追加します。
    * 6/8 や 9/8 などの複合拍子であること
    * 基本となる拍が 60BPM 未満であること

    Note that compound time-signatures' main beat is one dotted quarter-note and as such, this is the natural note for the note=number text of compound signatures. If a different note is used, this does not enforce a metronome tick on that note, because it's the time signature that dictates the beat for the metronome. A different note merely affects the playback speed and if the result is less than 60 dotted quarter-notes per minute, the secondary ticks will be heard (e.g. using an eight-note, the number would have to be below 180 to give below 60 dotted quarter-notes per minute). 、

    もう一つご留意いただきたいのは、楽譜に記載されているテンポに対してのみ機能し、再生パネルでの % 調整には対応していない点です。(この機能については #304412 で要請中です。)

    参照

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